Illustratorで作成したデータを「別名で保存」または「複製を保存」でファイル形式をpdfにした場合、画像は綺麗な状態で見ることができますが、Illustratorで開くとパスが変種可能となってしまいます。
パスの編集を許可したくない場合は、パスワードを設定することで編集不可にすることができます。
しかし、開く時にパスワードを要求され、見る人に何のためのパスワードなのかとまどわせてしまうかもしれませんし、Illustratorからはパスワードを入れないと見ることができなくなり、パスワードを教えてしまうと、パスの編集ができてしまいます。
Adobe Acrobat ReaderやMacのプレビュー、Illustratorなど、どの環境からもパスワードの入力なしで、パスの編集が不可能な状態で見ることができるようにするには、Illustrator形式(拡張子.ai)のファイルを一旦画像にしてからpdfにする必要があります。
Illustrator形式を画像にすると荒れてしまうので、画像の荒れ具合を見ながら画像サイズを調整します。
web用に保存で、PNG-24を選択、背景は白くするため透明部分のチェックを入れます。
画像サイズを100%、200%、300%と変えて保存して画像品質を比較します。
複数アートボードのものは、ひとつずつのpngファイルとなるので、ひとつのpdfにまとめます。
ひとつずつになったpngファイルを同時にプレビューで開き、画面左側にサムネールを表示しておき全てを選択、ファイルメニューからプリント、pdfとして保存します。